権守一城中小企業診断士事務所
生成 AI時代の企業経営にこそ当事者が熱意を込めた計画と遂行体制が必要です。
私達は情報技術・感情・経営の橋渡しをします。
経営分析
計画立案支援
Salesforce活用支援
モニタリング体制構築
権守一城 (中小企業診断士:経済産業大臣登録:427888)
生成AIの進化は目覚ましいものがあります。「経営計画を作って」と依頼すれば、多様な視点から提案をしてくれるでしょう。しかし、AIは計画を実行することはできません。一方で、人間はどうでしょうか。人は、自分で決めた計画ですら、実行するのが難しいものです。
私はこれまで、経営計画の作成やSalesforce導入をクライアントと共に進めてきました。しかし、その計画やシステムの多くは、私が去った後には実行されませんでした。プロジェクト期間中は順調でも、その後の成果につながらない。これはAIの問題ではなく、人間の問題です。そして、私はコンサルタントとしての力不足を痛感していました。
そんな中、あるプロジェクトでお客様から営業支援システムの企画書をいただきました。決して整ったものではありません。しかし、そこには「現場を変えたい」という強い意志が込められていました。
以前の私なら、企画書を整え、計画を作り直していたでしょう。しかし、このプロジェクトではお客様自身に託すことを決めました。診断と助言に徹し、計画の作成や進捗報告はお客様に行ってもらいました。最初はグダグダでした。正直、途中でクビになるかと思いました。しかし、やがてお客様の顔つきが変わり、「俺たちの計画だ。俺が成功させるんだ」という言葉が生まれたのです。
AIも人も、万能ではありません。AIが生み出す計画には魂がなく、人が作る計画にも確実性はない。だからこそ、経営計画を「誰が作るか」ではなく、「どう関わるか」が重要なのです。
私は、経営診断と助言に軸足を置き、クライアントが「自らの手で実行できる計画」を生み出せるよう支援していきます。